日本特有の履物である下駄は、その歴史は古く、遠く古代二世紀あたりから作られてきました。
昭和30 年代には、一般家庭の9 割以上に下駄があり、夏の浴衣を着た時の履物だけでなく日常でもっとも履く履物として身近な存在でした。
当時の日本は至る所の道という道は舗装道路ではなく地道だったため雨が降ると、瞬く間に地道は泥水化していました。
そんな時、下駄は泥水が跳ね上がらず、服を汚さずに歩けるので重宝されていました。
また、当時は下駄屋さんは日本国中にありました。ただ、地域によって下駄の型や用途に違いがあり、東北、北海道地域の雪下駄や、北陸地区の雨雪用の下駄などがその特徴です。
関西地方では、嫁入り道具として、紳士下駄、普段履き、浴衣履き、雨下駄を持っていくのが習慣でした。
今では生活スタイルや道路状況の変 化とともに、下駄を履く習慣が薄れていったようです。